電源ブチ切り

UEFI環境でFAT領域を無くす

ここに記載するコマンドは非常に危険で、スペルミスや大文字/小文字を間違えただけで取り返しのつかない事態となります。全て、自己責任でお願いします。また、ここで示すbios_grubによる対応は決してメジャーな方法ではありません。マザーボード/BIOSによっ…

Ubuntu20.04 電源ブチ切り myinit Ver.3 (systemd)

※ この記事は編集中です。 /sbin/myiniと/etc/fstabを調整する内容を追記する必要があります。 禁断の一手を使う。 前提: /sbin/myinitは、Ver.2の最終行 /sbin/initをコメントアウトする。 /etc/myrwtabは、Ver.2で作成済み。 /etc/default/grubのGRUB_CMD…

Ubuntu20.04 電源ブチ切り myinit Ver.2

このmyinitは、initrdで地ならしした環境でないと、うまくいかないようです。x86系では問題なく適用できましたが、ARMではダメでした。少なくとも、多重ループを避けた記述をしたり、記述によってはprocのマウントを強いられるなど、難しい対応となるため、A…

Ubuntu20.04 電源ブチ切り myinit Ver.1

過去記事で総括していますが、普通はoverlayrootを使えば良いと思います。ここでは、組込での実装や長期運用を意識し、ラズパイで実施したtmpfs-bind方式と同じ方法で電源ブチ切り対応にします。 この実装でよく起こる初期トラブルは、/homeや/varの下で膨れ…

Oracle Linux 9 導入前調査(2) 電源ブチ切り対応

電源ブチ切りの対応は、Oracle Linux 9でも下記ガイドラインに従うのみです。注意点: ① 最初にdnf install readonly-root を忘れずに行って下さい。② X-Windowsを起動するなら、下記ファイルも用意した方が良いです。ファイル名は任意です。 /etc/rwtab.d/m…

電源ブチ切り 総括

呼び方はいろいろです。シャットダウンフリー、電源ブチ切り対応、ROM化、リードオンリー化、電源断保護、延命化、・・・ 本ブログで整理した電源ブチ切り対応の手段は、あくまでも趣味の範囲で、わかる人には十分というレベルで記載しています。業務に関わ…

Ubuntu RAM-Linux その5:その後

Ubuntuでは「overlayroot」というパッケージが安定供給されているように見えます。使い方はこちらで紹介されています。x86系のUbuntu LTSでのシャットダウンフリー/電源ブチ切り対応は、もう、これでいいと思います。 なお、こちらで紹介されてないところで…

ラズパイ:シャットダウンフリー tmpfs-bind編

もし、手の届かない離島に電源ブチ切りラズパイを置くなら、私ならばoverlayもfuseも使わない。理由は、デバイス屋/組込屋としての直感から来る警告だが、ここ⇐ に現実に沿ったコメントもある。 以下に紹介する方法は、X-Windowの利用が不要もしくは削除さ…

ラズパイ:シャットダウンフリー tmpfs-chroot編

もし、手の届かない離島に電源ブチ切りラズパイを置くなら、私ならばoverlayもfuseも使いたくない。以下、/sbin/initでの対応を示すが、未完成である。シンボリックリンクを嫌う実装が何かあるようで、いずれ調査して解決する予定である。一方で、chrootは使…

ラズパイ:シャットダウンフリー overlay編(fuse無し)

Linuxで最初に動くプログラムである/sbin/initは、/lib/systemd/systemdへのシンボリックリンクになっているが、これをスクリプトにして調整事項を挟み込んでしまえば、fuseは不要となる。fuse+overlay編よりも調整の手間が少ないので、私はこちらの方が好き…

ラズパイ:シャットダウンフリー fuse+overlay編

調整の手間が若干少ないoverlay編(fuse無し)も参照の上、どちらを使うか検討下さい。本編では、overlayとfuse(Filesystem in Userspace)を使います。ご利用は自己責任で。 前提:準備①〜⑤が終わっていること。 ここで作成・編集するフォルダ/ファイル:…

ラズパイ:シャットダウンフリー 準備

電源ブチ切りしてもファイルシステムが壊れない、シャットダウンフリーなラズパイを構築する。tmpfs,overlayの実体はSDRAMなので、その領域で更新したファイルは電源断で消えることに留意。保存したいデータがあるケースでは、MicroSDの別パーティションやUS…

Ubuntu RAM-Linux その4:overlayfsで

URLにあるoverlayの実装は古く、そのままではうまくいかない。以下、aufs側のスクリプトをベースにoverlayfs向けに調整した。 [2018年1月]手元のホビーマシンではUbuntu17.10でも通用している。 #!/bin/sh # ルート「/」をoverlayfsでマウントするinitrd向け…

Ubuntu RAM-Linux その3:良いソリューションあるので、やる気喪失しかけた。

私のUbuntuホビーマシンは、/homeや/varを別HDDに入れており、これらをtmpfsにするには、どう料理したらいいか、調べていたら、根本的なソリューションがいろいろ出てきた。少し横道に逸れるが、記載しておく。代替案 1. fsprotect … aufsが前提。これが一番…

Ubuntu RAM-Linux その2: grub.dの準備

update-grubコマンドでgrub.cfgを更新する際に、自動的にRAM-Linuxのメニューも追加されるように、/etc/grub.dにエントリを新規追加する。Ubuntu Musiumのため、このエントリはやや特殊となっていて、09_lowlatencyをベースに、コピーして利用する。差分は下…

Ubuntu RAM-Linux その1:Ubuntuの実装をまずは下調べ

※この件で、最も手間のかからない実装は、最下行でも紹介したURLにありますので、そちらを参照下さい。なお、2014年 kernel3.18にマージされoverlayfsがメジャーになりつつある一方、aufsはフェードアウトしそうです。overlayfsを使う場合は、その4を参照下…

Stateless-CentOS7をクローンコピーする

Stateless-CentOS7を別のHDDやUSBメモリにクローンコピーして起動する。前提: 新しいHDD(またはUSBメモリ)がsdbで認識されており、下記のようにパーティション作成済み/フォーマット済みとする。 sdb1:ext4 (xfsでもOK) sdb2:swap ※ selinuxは一旦無…

Stateless-CentOS7を作る

電源ぶち切りCentOS7を作る。…といろいろ調べたら、とても簡単でした。 下記のファイルをread_only向けにのそれっぽいオプション指定してやるだけで、良い感じになる。Linuxに慣れている人は、下記ファイルをのぞいてみれば、すぐに分かるでしょう。 /etc/sy…

LinuxをRAMDISK起動し電源ブチ切り対応にする(準備)

Debian8, CentOS7をRAMDISK起動にし、電源ブチ切り対応する。目的: □ 停電でも壊れないLinuxサーバを構築したい。 □ USBメモリLinux等を安心して利用でき、かつ、メンテナンスもスムーズに行いたい。 □ 電源ブチ切りOKのラズパイを作りたい。 □ SSDを延命…