Xfceデスクトップアイコン文字背景を透過にする

前回記載した通り、アップグレードを続けていると、古い実装が残り、新しいトレンドに出会う機会を喪失し、やがて損をすることになる。そこで、Debian10は新規に育てることとする。

Debian10のデスクトップ環境は、デフォルトのGnome以外にもいろいろ選べる。私は、軽量かつ機能十分のXfce4で育てる。インストール直後のXfce4デスクトップ画面はとても素っ気なく、モチベーションが全く上がらないので、透過設定やアンチエイリアス設定をしてビジュアルを整える。整え方がわかりにくければ、私の場合、永年ホビーマシンにしてきたUbuntu Studio(デフォルト Xfce4)の実装が参考になる。

Xfce4のビジュアルは、たいてい、「設定マネージャー」か右クリックで直感的に何とかできるが、毎回分かりにくいのが、デスクトップアイコン文字背景の透過設定である。これは、/usr/share/themes/ 以下にある「gtkrc」を編集すれば透過になるのだが、パッケージを入れて一気に解決できる。

sudo apt install greybird-gtk-theme
アプリケーション→設定マネージャー => 外観 => Greybird, Blackbird等

なお、とあるローカルサーバ用途へ展開するDebian10は、安定稼働に入れば、lightdm/Xfce4を起動させない対応をとる。サーバの位置付けによっては、当然、デスクトップ環境は根こそぎアンインストールする。一方で、開発環境向けにはいつものようにScreenletsを無理やり入れる。