サイバー空間のウイルスたち

新しいマスクだと息苦しい気がする今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか?

サイバーの世界でも、ウイルスやマルウェアが日々進化しております。在宅テレワーク対応のために自宅WiFiルータを買ったり、自宅にインターネット回線を新たに導入したり、はたまた、押入れの奥底から古いWiFiルータを引っ張り出してきたり、運動不足解消のためWii Fitに久々に電源を入れて「お久しぶりです」と声をかけられた方もいらっしゃるかと思います。

自宅インターネットで使う通信機器の接続や設定は、IPアドレスやMACアドレスになじみの無い方にとっては非常に難解であり、ご苦労されるとは思います。しかし、つながって万歳!だと、いずれ、痛い目を見ますから、本当に要注意です。

特に注意する点

  • 古い機材を持ち出して接続する時
    例えば、古いニンンテンドーDS等を繋いだことのあるWiFiルータは、その設定のままだと危険です。
  • 久々にネット機器をネットにつなぐとき
    ファームウェアが古くて無防備になっている可能性があります。
  • 上記のような環境では、ネットバンキング、ネットショッピング、個人情報含むやりとり等は避けた方がいいでしょう。

最近の機材は、最近までの諸問題を回避できる初期状態と初期設定手順になっています。しかしそれでも、隙を見せれば自宅の通信機器、パソコン、スマホ、ゲーム機がウイルス・マルウェアに感染し、潜伏し、忘れた頃(1~3年後)に発症します。潜伏期間は想像以上に長期間です。その間にウイルス・マルウェアは仲間を呼び、連携し、自己進化し、システムを構築し、ここぞっ!という時を待ちます。ここぞっ!という時に直接被害を受けなくても、自宅の機材が悪事の手助けをしたり、その踏み台になったりします。

バンキング/ショッピングは、iPhoneか、無駄アプリの無いAndroidの方が安全とされています。できればWiFiオフとして、3G/4Gスマホ回線を使う方が良いと思います。

私は、バンキング/ショッピング専用PCを使い、ホビーマシンと物理的に分離しています。以前は仮想マシンを使って分離していたこともありますが、今はNGです。ゲストOSとホストOSを乗り移る技があります。

ネット機器のファームウェア、パソコンのWindows10、ウイルス対策ソフト等を、アップデートで最新の状態にしておくだけで、ある程度はリスク回避できます。更には、有識者によるちょっとした対策(初期設定のままでの運用回避、ファイアウォールのテコ入れ、MACアドレスフィルタリング、パスワード類の変更、・・・)で、大部分は回避できます。みなさま、本当にお気を付けて。

5Gという新しいサイバー空間のビッグバン目前で、現実の世界がこのありさまですが、どうかみなさま健康に気をつけてがんばってください。

 

なお、以下は、あくまでも個人的な対応ですが、WiFi 5Ghz帯を近距離で長時間浴びると、どうも頭痛になりやすく、自宅では5GHz帯を停止しました。科学的/医学的な根拠は無く、気のせいかもしれません。ちなみに機器は日本製(中身はどうだか・・・)です。2.4GHz帯は、電子レンジを使っている間は確実に通信が途切れてしまいますが、頭痛にはなりません。電子レンジは昔からあるので、慣れているのかもしれません。5G(第五世代)スマホの電波は、3.6~6GHz、それに28GHzとのこと。この電波が地球を覆いつくすと、どうなるのでしょう???