生ディスクでVirtualBox

物理ディスクを仮想ディスクとして認識させる方法は、下記で検索すれば情報源には困らない。
https://www.google.com/search?q=vboxmanage+rawdisk

例えば、下記のコマンドによって物理ディスクを仮想ディスクとして見せるテキストファイルを生成できる。物理ディスクはSATA接続でもSATA-USB変換接続でも構わない。これを使った仮想マシンは、起動も早い。

cd C:\Program Files\Oracle\VirtualBox
VBoxManage.exe internalcommands createrawvmdk -filename C:\temp\rawdisk.vmdk -rawdisk \\.\PhysicalDrive1

コマンドプロンプト「管理者として実行」で起動すること。物理ディスクを使う場合、VirtualBox自体も「管理者として実行」で起動すること。

この手法を使って、私は下記のように利用している。

  • ホスト=Windows10、VirtualBoxゲスト=Linuxとしている開発PCは多いが、ネットワーク系の調査支援でLinuxをホストで動かしたい!というシーンがよくある。そんなとき、PC起動時に「F7」か「F11」を押しBIOSメニューで起動ディスクを選択することで、普段はゲストOSとして利用しているLinuxを、ありのままホストOSとして利用できる。

  • 古いLinuxサーバの本体は処分し、HDDはそのまま別のPCに挿入。VirtualBoxで上記のマウントを実施し、元のサーバのまま運用を継続。


そもそも私は仮想ディスクを信用していない。リリース作業でddのようなプリミティブなコマンドを使うシーンでは、仮想ディスク上では作業を行わないようにしている。